今回は、朝来市という兵庫県の中でも北部に位置する市で人口は令和6年3月末で約28,000人ほどです。有名な観光地としては竹田城跡から見る雲海がとてもきれいなところです。(※視察ですのでもちろん竹田城跡には行っておりません。朝来市役所にいきました。)
視察内容は、移住・定住促進の取組について勉強して参りました。
光市でも取り組むことができる取組も多くありました。
備忘録もかねて少し記載します。
①SNSを使用したPRについて
光市でも取り組んでいますが、朝来市ではSNSには移住定住に関する情報があふれていて埋もれてしまうということに問題意識を持っておりそれに対する取り組みをしておりました。
具体的には、若者をターゲットにショート動画のリールの作成に着手しており一部都心に向けて期間や場所を限定したエリア広告を打っています。これを有料で実施することでSNSをみる若年層に優先的に動画を見てもらうことできます。費用としても高額ではないため光市でも着手してみてもよい項目であると考えます。
②あさご暮らし体験住宅について
市が空き家所有者から固定資産税相当額で10年間賃借し改修整備して提供しています。
1ヶ月~最長2年まで利用することができる内容となっており、利用料金は月額3万円です。地域の自治会活動に参加することが条件とされており地域でのつながりが重要視されております。
これまでの利用者は20組41人であり、そのうち10組20名が移住しており効果も上がっていました。
4棟が整備されており、バラバラですが300万円程度/1棟で改修しているようでした。また、管理については自治会に委託しており1万円/月ほどのようです。
光市では取り組んでいないですが、一定程度の効果が期待できる制度だと感じました。
③空き家バンクの物件調査・空き家見学に関して
物権の調査を宅建協会に委託し3.5万円/1件で実施した上で、空き家バンクに登録してるようです。光市ではこういった専門業者に委託しているということはなかったと記憶しております。
その他にもプロモーション活動やホームページの整理、移住定住に関する相談窓口が庁舎1Fの入口付近にありわかりやすい点など小さな気遣いを含めて光市も取り入れた方がよいと思う取り組みが多数ありました。
こういった取組が多数あり、結果として移住支援絵制度を利用して移住した移住者が1,149人555組となっている。
自然減、社会減がそれでも多い状況ではありますが光市でもできることはすべてやる勢いが必要であると改めて感じました。